大規模地震により愛媛県の四国電力伊方原発で重大事故が発生した事態を想定しています。
28日から国の原子力総合防災訓練 伊方中心に10年ぶり、2万人参加(愛媛)(愛媛新聞ONLINE)


29日は原子力総合防災訓練の2日目。
原子炉の状態が悪化し、原子力災害対策特別措置法15条に基づく「全面緊急事態」が高市総理から宣言された想定で、本格的な指揮体制を動かします。


官邸、ERC(原子力規制庁が設置する原子力災害時の中枢拠点:緊急時対応センター)、愛媛県庁、OFC(現地拠点)が同時に会議を開き、状況共有と避難などの防護措置を決定。

住民の皆さまにもご協力いただき、PAZ・予防避難エリアは避難、UPZは屋内退避、広域モニタリング を実施。避難先の調整、バスの確保、住民周知など実際の動きを訓練します。
放射線量が基準(OIL2)を超えた地域では、一時移転、安定ヨウ素剤の配布、退域時検査・簡易除染も実施。
国・県・市町・警察・消防が連携し、地震との複合災害を想定した避難ルート確保や通信復旧など現場対応力を総合的に確認する1日です。

