【環境省】岡山視察 笠岡市・白石島

ここからは、笠岡でOSSU事業を担う松田宏矢さんのパート(真庭の小林さん、備前の広瀬さんとしっかり連携)。松田さんはご自身で起業しつつ大学院で研究も。地域の環境保全、そして活用に取り組まれています。

伏越港から金風呂丸フェリーで白石島へ。
船内では笠岡市の池田さんから、7つの有人島の現状について伺いました。人口減少が進み、教育や医療体制など課題はありますが、高齢になっても住み続けられているのは素晴らしいことです。オンライン診療に取組む予定の島も。

船長からは海の変化について。
船長が小さい頃は伏越港でも海底まで見えた海は、今は海底のヘドロの堆積が課題。開発などにより川からの流入が減り、海水の循環が弱まったことも一因とのこと。山里からくる水の大切さを改めて実感。海とともに生きていらっしゃる船長の言葉には重みがあります。

白石島に到着後、筑波大学とあおみ建設が共同研究する水中ドローンの海中撮影を視察。
浅い海で起きる音波の反射による位置ずれを補正し、水中ドローンの位置を高精度に把握する技術が開発されています。この技術は、アマモなどの生育状況の継続観測などへの活用も期待されます。

海を守るには、まず海の中を知ることからですね。
田中先生が、新しい技術にも積極的に関心を持たれご質問をなさる姿がとても印象的でした。長年第一線で取り組まれてなお学び続ける姿勢に、改めて敬意を感じます。

水中ドローンの視察後は、笠岡でOSSU事業を担う松田さんから、白石島での取組について伺いました。

「海と森をつなぐ育成キットプロジェクト」も面白い取組み。
学校でアマモとどんぐりを種から育て、企業でさらに育成した後、海へ移植。どんぐりの苗は山へ植樹します。
学校で育てることから始まり、企業、そして海や山へ。
子どもたちが実際に自然に触れながら、森と海のつながりを意識できる仕組みになっています。

ほかにも、水中ドローンで海の中を見る体験や、高校生とのコラボによる商品開発など、様々な工夫を重ねられています。
そして最後は、今後のOSSU事業について皆さんで作戦会議。
笠岡市の皆さまにも加わっていただき、様々な意見が飛び交い、ホワイトボードもびっちりに。

民間、自治体、国が同じ場で地域の未来を考え、次の一歩を一緒につくっていく、このような対話の場をつくることも、環境省の事業の大切な役割だと感じました。

皆さんとの意見交換のあとは、実際にアマモが生えている海へ。

昨年、一度は枯れてしまったアマモが、今年は再び元気に育っているとのこと。
沖に浮かぶブイのあたりに、アマモ場が広がっています。泳ぎながらアマモや海の生きものを見ることができるなんて、素敵な海岸。

この豊かな自然そのものが、子どもたちの環境学習やさまざまな体験の場になります。自然を守りながら、その魅力を地域の活力にもつなげていくことに、大きな可能性を感じます。

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