エチオピア視察2日目①

プロペラ機にのり、ソマリ州ジジガへ。
保健サービスの1段階目のヘルスポスト(Dhufeska Health Post)の視察。

ヘルスポストは、地域住民が最初に保健サービスを受けることができる施設。
感染症予防・治療、母子保健、予防接種などが政府およびドナーからの資金をもとに無料で提供されています。

高校卒業後に1年程度国のプログラムを受講した、HEWs(Health Extension Workers)が、各ヘルスポストに2人ずつ常駐。問題の特定と予防、地域の人々の訪問に対応し、日々保健医療活動に従事。もっとも、保健医療人材は不足しており、このヘルスポストでは1人で10キロ圏内3350人の住民へ対応している状況。

マラリアが発生するとその地区を訪問し、患者の半径70メートルにいる住民人の検査を実施し発生源の特定などの対応。その間ヘルスポストはHEWが不在となり、他の事業や来訪者への対応が困難に。
施設内のマラリアをはじめとする感染症対策も十分とはいえず、この環境下で新生児を含む子どもたちや妊産婦のケアをしなければならないことにも難しさを感じました。

施設内にはワクチンを保管するのための冷蔵庫がGavi等からの支援で設置されていました。

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