エチオピア視察3日目①

この日もソマリ州ジジガ。
ムサ・アメド保健局長、予防接種や感染症の担当者と面会。
ソマリ州の多くのエリアでグローバルファンドが支援を行っており、ソマリ州に配分される予算は増加傾向。Gaviが予防接種プログラムの最大のサポーターであり、この支援は地域医療に欠かせないものになっていました。

地域特性として遊牧民が多く住民へのリーチが課題。
ヘルスセンターで待つのではなく、センター側からモバイルクリニック等を活用してリーチしづらい地域にアプローチして産前・産後ケア、家族計画、予防接種等のサービスを提供すること、アクセスが困難であるため母子をはじめとする緊急性の高い患者の病院への搬送することが重要になっていました。3年前に保健省の政策転換により、臨床的なケアの提供も求められるようになり、予防と医療サービスの割合がバランスよく保たれることが課題とのこと。

私たちからは、今後さらなる保健医療制度の向上のため、HEWを専門職にして給与を補償する方向性や、予防と医療を両輪で進めるため医療体制の整備の必要性をお話ししました。

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