年末の重要な動きの2つ目。
出産の無償化について。
社会保障審議会医療保険部会で出産の無償化に向けた医療保険制度改革の考え方が示されました。

【ポイント】
出産無償化について、「助産所」(出張助産も含む)も対象に含まれることが明示されています。現在、助産所は保険医療機関でないことから、この点は助産師会、看護協会とともに要望を重ねてまいりました。
【見直しの方向性(現在の議論)】
出産費用の高騰や地域差を踏まえ、正常分娩も含め、出産に要する標準的費用を保険でカバー(現物給付化)する方向で検討が進められてきました。
妊婦の自己負担は原則ゼロとし、「出産は社会全体で支える」という位置づけを明確にする考え方です。
【助産所の位置づけ】
病院・診療所だけでなく、助産所(出張助産を含む)も給付対象に含めることが明確に示されています。
助産師によるケアを正当に評価し、地域の出産体制を支える狙いです。
来年、制度の詳細が検討されますので引き続き、経過を確認してまいります。

